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最終更新日:2011/10/18
自分がどういう人間だったかを後の世に伝えるために、遺言の中に簡単な自分史を入れましょう。もちろん、本格的な自分史を作るつもりの人は、そちらが子孫に読まれるように手配すればいいわけですが。
自分史のコツ
自分史には、いくつかコツがあります。
- 1)ポイントを絞って書く
- 人生の中で重要な転機となった出来事や選択、あるいは人生の中で特筆すべき時代のことなどに絞って書くのが賢明です。よほど波乱万丈の人生を送ったのでない限り、生まれからのことを細々と書かれても、他人にはあまり興味の持てるものではありませんから。
- 2)自慢など独りよがりの内容にしない
- よく「自慢史はダメ」と言われます。確かに、自分のことをひけらかしてばかりいるような文は、あまり好感の持てるものではありません。
- 3)他人が読んでわかりやすいものにする
- 明快な文を書くことはもちろんですが、それ以上に、自分史では懇切な説明が求められます。当人にとっては慣れ親しんで当たり前のことでも、他人には未知であったり意味不明であったりする場合が少なくありませんから。
- 4)誰かを傷つけないように気配りする
- 自分のことをあれこれ暴露するのは、当人の自由です。けれども、自分史によって他人のプライバシーを暴いたり、あるいはあまりに率直な記述が誰かを傷つけたりするようなら、書かないほうがましでしょう。
この辺のことは本人は意外に気づきにくいものですので、身近な人に読んでもらって記憶違いや記述の過不足・不都合がないか、チェックしてもらうのがおすすめです。
自分史の代表的なテーマ
次に、一般的に自分史のテーマになりそうなものを挙げておきます。
- 仕事での苦労・喜び
- 結婚生活について
- 子供の頃の思い出
- 家族との思い出
- 熱中したこと
- うれしい体験、悲しい体験
- 失敗や挫折
多くの人にとって自分史の一番のテーマは「仕事」と「家族」でしょう。特に仕事については、家族は案外その全貌を知らないものです。書き残しておく価値は、大いにあります。この際気を付けたいのは、過度の自慢も卑下もしないことです。自分の仕事の価値を判断する上において、自分が一番の判定者とは限りません。事実(特に具体的なエピソード)を丹念に記録しておいて、合間にその際の自分の気持ち・評価などを書き入れるのが一番無難です。もちろん、筆力に自信があれば自分史をドラマチックなものに仕立て上げるのも一興でしょうが、失敗すれば滑稽なものとなりかねません。
自分史の題材いろいろ 上記以外にもある自分史の題材
「自分」史でなくても、いい
自分史はあまり狭く考えることはありません。親を含む自分の祖先のことについて触れた「家族史」でもいいでしょうし、自分の好きなものや好きなことについて語ったエッセイのようなものでもいい。子孫がそれを読んであなたや家族について思いを馳せることができるのであれば、形にとらわれる必要はありません。
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自分史を遺言に活かす
自分史を書くことは、遺言の他の題材にとっても、いい効果があります。まず、過去を振り返ることで、やり残したことやもう一度やっておきたいことが頭に浮かぶでしょうから、最期にしたいことが決まってくるでしょう。また、身近な人との関わりを振り返ることで、メッセージが自然と出てくるかもしれません。さらに言えば、過去についての回想が相続分の指定に影響するかも・・・。そうした意味で、まずは自分史を書くことから「遺言づくり」に着手してみるのも、いいかもしれません。
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