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直葬(ちょくそう)

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最終更新日:2009/12/05

直葬とは

葬式をせず火葬だけすることを「直葬(ちょくそう)」といいます。これまで我が国では、人が亡くなってからは死亡→通夜→葬儀・告別式→火葬というステップを経るのが一般的でした。これに対し、死亡→火葬と、途中の儀礼・イベントを取り払ってしまうのが直葬です。

※直葬に対応してくれる葬儀会社をネットで探すには、「直葬+プラン+(地域名)」で検索するか、葬儀会社特有の呼び名である「火葬式+(地域名)」で検索するのが、おすすめです。

なぜ直葬が増えているのか

正確な統計はありませんが、専門家の推定では、2008年時点で東京都下の20〜30%、地方の5〜10%が直葬だと見られます。直葬そのものは生活困窮者や天涯孤独者については昔から行われてきたことですが、それが一般に広まり始めているのが、最近の特徴です。

なぜ直葬が増えているのでしょう。あくまで仮説に過ぎませんが、次のような要因が考えられます。

  • 平均寿命の伸長(つまり死亡年齢の上昇)により、社会的儀礼としての葬式の必要性が薄れた
  • 格差社会の進展で、生活困窮者そのものが増えている
  • 宗教、とりわけ仏教離れ
  • 葬式を金銭や時間、手間の点で「ムダ」と考える人が増えている
  • メディアでの報道により、直葬が「市民権」を得つつある

直葬をめぐる言説

実際に直葬をしている人たちは、そこに合理性を感じているのだと思われます。よって、わざわざ直葬について語る人たちは、直葬を問題視し、批判的であることが多いです。とりわけ、仏教関係者や葬儀業界関係者。

そこには、「葬式で金を使ってくれないと困る」という思惑と「葬式は死者とのお別れをし、心に区切りを付ける大切なイベント」という思い入れがない交ぜになっているようです。

代表的な直葬批判論・懐疑論を紹介します。

一口に「直葬」といってもそれを行う家族の想いはさまざまです。全てが悪いとは言い切れません。だが、直葬が増えるのはあまり健全なことではないと思います。遺された者が家族の死に向き合い、惜別の想いをもって弔い、葬りの作業をすることは、いのちの尊厳について身をもって体験する機会となります。(葬儀ジャーナリスト・碑文谷創氏)
「葬儀は故人とかかわりのある人が心の整理をつける儀式。それを省くのは、残された人のグリーフケア(悲しみを癒やす)のプロセスがなくなることにもなりかねない」(第一生命経済研究所・小谷みどり主任研究員)
特に最近、皆さんからの相談電話を受けていて感じるのが、「安いから家族葬」「お葬式はいらない」という人が増えていることです。費用を抑えること、不必要なものをなくすことはとても大切なことです。でも、大切なお葬式を、「安いから」とか、「必要性を感じないから」という理由で簡単に内容を決めていくことには疑問を感じてしまうのです。 お葬式は、大切な人との大切な別れの時間であり、大切な人の冥福を祈る大切な儀式です。 このことをまず第一に、お葬式は考えていくべきでしょう。(お葬式消費者相談.com)

個人的な意見を言わせていただけば、直葬のみで済ませてしまってそれで気持ちが収まる人たちがいるとするなら、それは生前からの家族関係の反映でしかありません。直葬だけを取り上げて是非を論じても、あまり意味はないでしょう。

おすすめ記事

(上記の記事を書く上で参考にさせていただきました)

「直葬(ちょくそう)」の流行 〜"お葬式を知らない子どもたち"が増加中〜
最近のショッキングな話 ――僧侶―社会関係に質的変化が生じているか――

直葬に関する遺言ニュースの記事

※クリックすると、別のタブ、ウィンドウで開きます。
【Twitter】直葬・無宗教葬の「合理性」(2009-10-25)
【ネット記事】日本の「お葬式」は成長産業、異業種からも参入相次ぐ(2009-10-14)
【新聞記事】葬儀せず火葬だけ 石川県内、増える直葬(2009-10-10)
【新聞記事】「直葬〜消える弔い〜」の反響から(2)(2009-10-08)
【新聞記事】「直葬〜消える弔い〜」の反響から(1)(2009-10-06)
【ニュース】大阪の老舗葬儀社が直葬の手引書を作製(2009-10-02)
【ネット記事】火葬だけする「直葬」が増加(2009-09-27)
【新聞記事】【直葬 〜消える弔い〜】(下)涙見えぬ別れの場(2009-09-26)
【新聞記事】【直葬 〜消える弔い〜】(中)仏教界 ズレ自覚(2009-09-25)
【新聞記事】直葬 〜消える弔い〜(上)消えてしまいたい(2009-09-22)
【ブログ記事】直葬は減った?(2009-09-14)
【プレスリリース】「火葬のダビアス」が、葬儀を通じて途上国へワクチン寄付を行うプロジェクトを開始(2009-08-01)
【ブログ記事】葬儀では経営が成り立たなくなる日(2009-06-28)
【ブログ記事】直葬利用者3パターン(2009-06-06)
【論説】今後は「直葬」がベースとなる!(2009-06-05)
【ユニークなサービス】日比谷花壇が直葬プラン「おくりばな」を開始(2009-05-31)
【ブログ記事】家族を亡くした人と葬儀社へ(2009-05-29)
【番組予告】ゆうどきネットワーク「急増する『直葬』とは」(2009-05-23)
【ブログ記事】直葬(火葬のみ)を考える(2009-05-11)
【テレビ】テレビ朝日系「スーパーモーニング」で直葬が紹介(2009-05-08)
【ブログ記事】直葬をするときのコツと注意(2009-03-08)
【ニュース】市営斎場は2011年度オープン目標(神奈川県厚木市) (2009-02-21)
【新聞記事】朝日新聞「人生のエンディング」最終回 (2009-02-07)
【新サービス】新しい葬送のカタチ「火葬のダビアス」が2月にスタート (2008-12-27)
【新聞記事】直葬増えてます (2008-12-26)
【ブログ記事】火葬式(直送) (2008-11-02)
【ブログ記事】葬儀を、お断りする (2008-10-29)
【新聞記事】葬儀・お墓事情の記事2つ (2008-09-22)

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