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最終更新日:2011/10/21

自由遺言=モノの遺言+望みの遺言+ココロの遺言

人が遺言する内容は、多種多様です。けれども、あえて分類するなら、「モノの遺言」「望みの遺言」「ココロの遺言」のどれかに分かれます。これら全部を総称するのが、このサイトの提唱する「自由遺言」です。

自由遺言の概念図

モノの遺言
「誰に何を遺すか」について書かれるのが「モノの遺言」です。「何を」というのは、具体的には遺産・遺品です。この2つの区別は厳密に言えばあいまいです。大ざっぱに、財産的価値のあるものが遺産、そうでないものが遺品と考えておけば良いでしょう。

遺産についての遺言は、法的効力のある遺言書を書いてください。相続人が納得するならメモ程度の私的な書き付けでも構いませんが、そうでないと中途半端な意思表示は、かえって相続トラブルの温床なりますから。遺言書の形式は様々ありますが、公正証書遺言か自筆証書遺言が一般的です。

望みの遺言
死の前や後に「どうしたいか、どうしてほしいか」について書かれるのが「望みの遺言」です。具体的には、最後にしたいこと、終末期医療についての希望、葬儀についての希望、お墓や埋葬についての希望などが対象となります。もちろんこれ以外にも、何らかの希望を記したものは、ここに含まれます。

このうち、終末期医療についての希望だけは、「リビング・ウィル」「事前指示書」として別途文書化しておくことを強くお勧めします。医師など、第三者に見せることになる可能性が高いですから。文書化は、自筆(ワープロ使用を含む)でも結構ですし、公正証書にする方法、日本尊厳死協会などNPO団体の書式にサインする方法、病院所定の意思表示書にサインする方法などがあります。

ココロの遺言
亡くなった後、家族など身近な人に「何を伝えたいか」について書かれるのが「ココロの遺言」です。いろんな内容が考えられますが、おおよそ自分史、遺訓、メッセージのどれかに入るでしょう。

遺言は3点セットで

ということで、当サイトは遺言を「3点セット」でつくることをお勧めします。すなわち、

  • 法的な遺言書(公正証書遺言または自筆証書遺言)
  • 終末期医療についての希望を文書化したもの(リビング・ウィル、事前指示書)
  • 自由遺言
です。

これらの遺言をつくったこととその所在は、家族などの複数の人に伝えておきましょう。このうち「望みの遺言」については、周囲にその内容を話して了解を取っておくと、あなたの希望が実現される可能性が高くなります。

遺言は、一度書いたらそれが不滅、というわけではありません。状況や心境の変化に伴って、書き直されるのが自然です。当サイトでは、年に一度、決まった日に遺言の見直しをすることをお勧めしています。書き直しの便宜のため、遺言は肉筆であることに意味がある一部の内容を除き、パソコンを使って書く、というか入力する方が良いでしょう。

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