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最終更新日:2011/10/18
死生学とは何か
死生学はthanatologyの訳語で、文字通りには「死の学」です。死について問うことは生にも関わって来ますので、死生学という呼び名はあながち間違いではありません。ですがやはり死がメイン・テーマであることからして、意識としては「死の学」と考えておくべきでしょう。
そのことも含め、死生学は次のような特徴を持ちます。
- 死についての学である
- 医学、心理、文化、宗教など、多面的なアプローチが必要
- 実践の学、臨床の学である
- 対象の性質上、完成された体系を持つことはあり得ない
- 人により地域により時代により、死生学のありようは多様であり得る
- 学ぶ人の態度や価値観の変容をもたらし得る
死生学は何の役に立つのか
1.医療などの場で
医療に限りませんが、仕事の場で死と日常的に向き合う人々に、拠り所となる知を与える。そもそも死生学が求められたのはこの点からですから、当然これからも死生学第一の使命ということになります。
2.教育の場で
「いのちの教育」「死の準備教育」といったものを行う際に、理論的な根拠や、知の供給源となること。これも死生学の大きな役割です。
3.市民にとって
従来は上記2つが圧倒的な比重を占めていましたが、高齢化の進む我が国では、今後普通の人々にとっても死や老いといったテーマへの関心はますます高まって行くと考えます。死生学は今後、市民にとっても「使える学」であることを求められるようになると覚悟しなくてはなりません。
4.生を味わい深くするために
言い古されたことですが、死について考えることは生を考えることと表裏一体です。死生学を学ぶ者は、生の価値や意味について、より深い洞察を持ち、結果的に生を深く味わうことができるでしょう。
5.安らかな死を迎えるために
これは、確約できることではありません。ですが、死生学を学んだ者は、そうでない者より、死に対する「心構え」ができている蓋然性は高そうです。
死生学の領域
死の科学
死の哲学
死と文化史・社会史
死の心理学・精神医学
医療と死
死をめぐる現代的トピック
・葬送について
・医療や介護について
・生命倫理
悲嘆の仕事(グリーフワーク)
自分の死に備える
死の倫理学
芸術作品における「死」
死の教育
演習
死についての「聖典」
関連リンク
死生学 - Wikipedia
死生学の展開と組織化
死生学のすすめ
NPO法人 生と死を考える会
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